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​Room 1
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壁面に囲まれた空間に着色した立方体を配置した作品「Room 1」は、2枚1組で制作しているシリーズであり、空間に実在している立方体と、実在していない影とをモチーフにした作品です。
対になっている2枚の写真は、対象を微妙に変化させて撮影したものであり、これは制作のきっかけとして、日常の些細な変化に焦点を当てていることによるものです。

空間に実在しているモチーフに立方体という抽象的な形を与えることで極力意味を排除し、一方、実在していない影に木や梯子などの日常で見かける具体的な形(意味のある形)を与えることで、それぞれの持つイメージの反転を試み、現実空間に「在る」ことについて考察する作品になっています。
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